不況が原因で、以前は人気のなかった理系に人数が集中しているとか。
よく巷で言われる「理系の就活は楽」
これは本当か?という話なのですが、自分の実感としては「楽と感じたことはない」です。
倍率の高そうなBtoCの企業は避けて、マイナーなBtoBの優良企業を中心に受験。
さらに自分は理系の中でも就職最強と呼ばれる電気系学科の学生(あと機械も良いといわれていますね)。
これだけの条件でも、「意外と通りません」
もちろん、面接の合否は人それぞれの人柄やアピールする内容に因りますし、面接無双してすぐに決まったって人も周りにいますが、
「そこそこの学歴で理系学部を出ていたら就職は簡単に決まる」
という甘い認識は捨てておいたほうがいいです。
(これが早慶や東大・東工大になってくると話は別なのですが、一応このブログは中堅所を受ける人向けなので)
では、なぜ「理系の就活は楽」と言われているのかというと以下のような事柄が挙げられます。
・文系と違って推薦応募がある
おおよそこれに尽きると思います。
推薦応募の詳しい仕様は省きますが、自由応募するよりはるかに有利に選考を進めることができます。
(推薦状=受験票で、大して自由応募と変わらないという企業も勿論ありますが)
・大学で「これを勉強(研究)しています!」というアピールができる
文系の場合、「私は文学部でこれこれこういうことを勉強してきました」といっても「ふーん。で、それが何の役に立つの?」と一蹴されます。
理系の場合、自分の研究内容と会社での業務が直結することはまずありません。
ですが、研究を進めていく上で生じる様々な問題を解決するための姿勢・アプローチの仕方は会社の業務でも役に立つことでしょう。
→上手く自分の研究テーマをアピールする方法
また、実用性の高い電気系学生の共通知識(例えば電気回路とか)は業務に携わるための導入として役立てられます。
・理系全体の人数が少ないためその分倍率が低くなる
うーん、書いておいてなんですが、いくら全体の人数が少ないとは言え、やはり人気企業には人が殺到しますので、あまりこれは関係ないかもしれません。
うーん、これぐらいですかね。
あと、個人的には文系より理系の学生は勉強しているっていう理由もあると思います。(課題やら実験レポートやらで・・・)
それから電気・機械が就職最強って言われてるのは多分、
「様々な職種に応募できるから他学科に比べて選択肢が広い」
っていうそれだけだと思います。
情報学科や物理学科などに所属しているとそれだけ応募できる職種・業界が絞られてしまいます。
(注:本記事の内容は私が就職活動を通して考えたことを記しているので、真偽については疑わしいこともあります)
理系の人は気になる話題だと思います。
結果から言うと「関係あるような気がします」。
もっと正確に言うと、関係あるのは「研究テーマがハード寄りかソフト寄りか」ということです。
私がこれを実感したのは3月下旬ぐらいでしたね。
「一次面接は通るけど、二次や最終が通らない。なぜだ。」
と、悩んだときに思い出しました。「そういえば面接で自分の研究テーマについて話しているときに面接官があまりいい顔をしていなかったな」と。
というのも私のメーカーで志望している職種は「回路設計」のようなハード系職種だったからです。
物凄くざっくり私の卒業研究のテーマを説明すると、
「自然エネルギーに関するシステムを提案して、シミュレーションソフトで最適化を行う」
という弱電ではなく強電系、ハードではなくソフト寄りの研究でした。
会社からすると学生が志望している職種の業務内容とこれから1年間研究するテーマの乖離が激しいと、
「こいつが今後、学ぶ知識はあんまり役に立たないな」
と判断されることになるわけです(あくまで予想です)。
修士なら研究テーマと乖離していても、学部卒より2年間多く研究するわけで、その分研究を進めていく上で生じる様々な問題を解決するための姿勢・アプローチの仕方が身につくでしょう。
「でも、説明会で人事の人が研究テーマは関係ないって言ってたよ!」と反論される方もいるでしょう。
しかし、二次で面接を担当する社員は、一次と違って人事部ではなく技術系の社員さんなのです。
技術系社員の他に人事のエラい人も同席して面接を行うことも勿論ありますが、技術系職種に応募している以上、技術系社員の評価が面接の合否に深く関わるのは間違いないです。
また、こちらの記事で触れているように「自分の研究」というのは文系にない理系独自の強みです。
これを活かせないというのはとてももったいない話だと思いませんか?
では、どうやって自分の研究テーマと全く関係ない会社での業務を結びつけてアピールするか。
→
あからさまに就活サイトのメールのようなタイトルをつけてみました。
主に自分の就職活動の反省点を詳しく書きました。
・ESや面接で使う鉄板ネタをブラッシュアップしておく
以下のテーマは就職活動で避けて通れないものです。
・学生時代、力を入れたこと(最低でも2つは用意する)。
・自分の強み
・自己PR
・人生で最も辛かったこと(挫折したこと、大変だったことetc)、それをどうやって克服したか
さらに300文字ver、600文字verという風に雛形を作っておくと、複数の企業に使いまわし出来て便利です。
「300文字も何書けばいいの?」と最初は戸惑いますが、とにかく何でもいいので書きましょう。
そして、就職支援事務室や友達で添削してもらいましょう(重要)。
数をこなせば自然と書き方も分かってきます。
・SPIなど筆記試験対策をしておく
これもかなり重要です。
2、3月に入って会社説明会が本格化するとまとまった時間が得にくくなります。
午前と午後に説明会をこなしてからバイトに直行、家に帰ったらバタンキューなんて日が1週間続くこともあります。
就職活動で使われるテストの中でも特に重要なのがSPIです(もっと言うならテストセンター)。
対策すれば高得点を狙えますので、早いうちから練習用の企業にエントリーしておきましょう。ググればいくらでも出ます。
私は3月に入るまで、このSPI対策をしてなかったおかげで、物凄く苦労しました。本当にこれは重要です。
→筆記試験対策
・受験する会社の候補を調べておく
就職活動が本格化してから、企業調べするようでは遅いです。
→自分流企業選びについて
→説明会について
・貯金&アルバイトのシフトを減らす
就職活動はお金がかかります。
交通費、証明写真、履歴書、食費、スーツetc...
とあるサイトによると就職活動の平均出費は13万らしいです。というわけで前もってある程度貯金しておくことを勧めます。
アルバイトの日数を減らすのは言うまでもないです。
私は週3日でバイトしていましたが、それでも一番忙しい時期(2月~3月)はとても辛かったです。
時間の使い方が下手だと自覚している人は、就活のために辞めることも十分選択肢に入ります。
・証明写真を撮っておく
これは説明不要ですね。
一つアドバイスするならば、就活シーズンになると大学に写真屋さんが来て、格安(30枚3150円とか)で証明写真を撮ってくれる機会があると思いますので、そこでやっておいたほうがいいです。
個人で写真屋さんに頼むと高くつきます。(4枚セットを焼き増しするのに880円とかかかる)
また、足りなくなる度に焼き増ししにいくのも面倒ですし。